口臭の原因
口臭は、それ自体が病気でなく、生活反応の結果現象あるいは、器質的病変の一症状にすぎません。しかし、口臭で悩んでいる人は多く、日本国内で成人の約8割にも及ぶといわれています。
口臭原因の分類(国際口臭学会ISBOR)
口臭測定
当医院では、口臭をアビリット社製オーラルクロマを導入し高精度ガス濃度測定を行っております。この度CHM-1から新型モデルCHM-2を新たに導入いたしました。それにより口臭の3成分ガスを高精度で分離測定することが可能になりガスクロマトグラフ方式による口臭原因の細かな分析・治療効果の確認がおこなえます。また視覚効果に優れた口臭レベルの判定画面、被験者別の時系列管理等様々な機能を備えています。
Oral Chroma オーラルクロマ口臭測定器
口臭の主な原因である3大要素ガス「硫化水素」「メチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」を分離し、それぞれの濃度を測定できます。簡易ガスクロ方式を採用し高精度で口臭ガス分析が可能です。
小型でありながら大学病院等にしか設置されていない大型な ガスクロマトグラフィーと同等の性能を有しています。
小型でありながら大学病院等にしか設置されていない大型な ガスクロマトグラフィーと同等の性能を有しています。
[3大要素ガス]
- 硫化水素(舌の汚れ、口腔内の汚れに関係するといわれています。)
- メチルメルカプタン(歯周病と関係するといわれています。)
- ジメチルサルファイド(消化器系の内臓疾患や服用薬に関係するといわれています。)
歯科医師が治せるのは硫化水素とメチルメルカプタンの口臭になります。
はじめは 恥ずかしいという気持ちがあり、戸惑いもあると思いますが、一度臭いの原因を突き止めれば、それを今後どう治療していけばよいかわかりますので、口臭が不安な方は思い切って 是非一度測定してみることをお勧めいたします。
口臭測定を受けられる患者さまへ
測定に前に測定に影響のある以下の事柄について守って下さるようお願いいたします。
- 口臭予防の製品(うがい薬・歯磨き粉・飲み薬・ガム)の使用は3日前には中止する。
- 前の晩は飲酒しない。
- 測定3時間前には飲食と喫煙をしない。
口臭測定の流れ
シリンジを用いて口腔内ガスを
採取します。
オーラルクロマに口腔内ガスを注入します。
口腔内ガスを分析して、口臭の原因である硫化水素・メチルメカプタン・ジメチルサルファイドを計測します。
検査結果をプリントアウトしてお渡しします。
検査結果をプリントアウトしてお渡しします。
口臭測定の料金
料金 | 5,000円(税抜) |